「住宅作法」吉村順三

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コラム

2022.10.02

連休を利用して以前読み終えた本の読み直しをしていました。
付箋をつけたままにしていたので取り除く為にめくり始めて
改めて思い起こさせられる言葉に引き込まれました。

建築家吉村順三氏と吉村事務所スタッフだった建築家中村好文氏の
対談形式の住宅建築論です。
対話の中で吉村順三氏の家づくりの考えが優しい言葉でつづられています。

・生活の変化に応じて増改築することを先に読んでおくことは一つの設計の義務。
・建物がまわりの環境としっくりとうまく溶け込みなじんでいる建築。
・プランの形の上の重心と生活する上の重心が重なったものを。
・形だけでなく家全体の工事費の内訳のバランスの良さ、無駄を少なくした経済的なプロポーションの良さ。

読み返してなお心に残るいくつもの言葉の中なに、
自身が普段考えていたことと同じような言葉に、
背中を押されているような気持ちになりました。

偉大な建築家の足跡に触れることができ、充実した休日になりました。

by emi

設計コンセプト

私たちは、一生に一度の大切な家づくりをお手伝いします。