ガラスの性能

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コラム

2019.01.21

窓の断熱性能を考えるときに、窓枠だけでなくガラスも重要です。

古くから使われていたのが「単板ガラス」で、1枚のガラスが使われていました。
窓際に居ると外気温を肌で感じると思います。

近頃はガラスを2枚使った「複層ガラス」が主流です。
ペアガラスと言われるのがこれです。

更に、ガラスが3枚になった「トリプルガラス」というものもあります。

また、断熱性能を高くするものとして、ガラスとガラスの間にアルゴンガスを入れたものもあります。

新築住宅の場合、単板カラスを使うことはほとんどなくなりました。
基本的には複層ガラスを使いますが、より断熱性能を高めたい場合や寒冷地では、
トリプルガラスやアルゴンガス入りガラスを使います。
ただ、トリプルガラスは非常に重いので、日常的に開閉する窓には不自由さがあります。

この他には、室外側ガラスに特殊金属膜をコーティングした「Low-eガラス」があり、
遮熱性能の高いガラス、断熱性能の高いガラスの2種類があります。
遮熱タイプのもので、室内に入り込む日射熱を50%程度カット。
紫外線は76%程度カットするので、床や家具などの日焼けを軽減してくれます。
費用的にも複層ガラスと大きな差はないので、とり入れておきたいですね。

次に、窓の性能を判断する時の表示についてお話します。
簡単な見分け方があります。
サッシについている「省エネ建材等級」を表す星マークです。
星マークがたくさん付いているほど性能が良いというものです。

家の性能を重視している会社は標準仕様の窓に性能の高い窓を採用している傾向があります。
窓のグレードが高ければ、家の本体価格に影響していきます。
また、窓の種類も断熱性能が高くなるとバリエーションが少なくなるので、
それぞれのバランスを取りながら決めていくと良いと思います。

家の断熱性能を上げる方法として、断熱材の性能を上げる方法より、
窓のグレードをアップすることが簡単なように思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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