床暖房設備の話

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コラム

2019.01.26

家建てるときに「暖かい家にしたい」と、断熱性能に併せて検討されるのが暖房設備です。
一般的にエアコンは必須ですが、「エアコンは苦手」という方は以外に多いですね。
最近は塗り壁や無垢の床の住宅が多いので、乾燥した室内は人だけでなく内装にもダメージが出る場合があります。

エアコン風による乾燥が苦手な方へ床暖房をご紹介しています。
女性は特に足元が冷えると余計に寒く感じるので、足元がポカポカしている生活は喜ばれます。

今日は目的別に床暖房をご紹介します。

まず、リフォームの時や家族が長時間過ごすLDKだけとか、部分的な個所を暖めたいという時に、
シート式の床暖房がおすすめです。
フローリング材の下に電熱線ヒーター付きのシートを敷き、床を暖めるものです。
シート式床暖房のメリットは、必要な個所に必要なサイズに敷くことができ、
工事も簡単なのでコストがあまりかからない事です。
その反面、電気で暖めるのでいくつもの部屋を長時間暖めるのにはシート式床暖房はおすすめではありません。
電気で暖めるので電気代もバカになりません。
少ない面積を暖めるのに向いているのがシート式床暖房です。

ではつづいて、広い面積を暖めるのにおすすめなのがヒートポンプ式床暖房です。
ヒートポンプ式床暖房は、室外ユニット(ヒートポンプ)でお湯をあたためて、
そのお湯を床下に循環させて部屋を暖めるというものです。
ヒートポンプで空気の熱を活用するので、少ないエネルギーで大きな熱エネルギーを作ることができる
効率の良い省エネ技術です。
そのため、ランニングコストが安く、電気ヒーター式床暖房より電気代がお得な床暖房なんです。
その一方で、専用のヒートポンプや配管工事などが必要なので、初期費用は高いと言えます。
そして、暖まるまでに時間がかかり、ゆっくりじわじわと暖まります。

限られた小さい面積を暖めるのか、それとも広い面積を暖めるのかが判断の目安ではないかと思います。

今日は床暖房設備の話でした。
では、これで失礼します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

図:DAIKINヒートポンプ式温水床暖房

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